日本で最初に販売されたドッグフード

ドッグフードには袋入りの乾燥した固形のドライタイプと、缶や真空パック入りの柔らかいウェットタイプの2種類があります。

現在はスーパーやペットショップなどで売られているドッグフード、実は最初はお米屋さんで販売されていた事をご存じですか?

マスコットの「ビタワンくん」が特徴の「ビタワン」は1960年に初めて日本で販売され、当時はお米屋さんで売られていました。
なぜ、お米屋さんなのか?理由は簡単です。
どこの家庭が犬を飼っているかを一番把握しているのが、一軒一軒、家にお米を配達するお米屋さんだったからです。
一緒に訪問販売するのに適していたため、ドッグフードはお米屋さんで販売されていました。
当時、粉状だったビタワンは水で練って与えていましたが、後にビスケット状、さらに現在と同じペレット状の商品が発売されました。

ドッグフードの基礎知識

ドライタイプ
水分が殆どなく、乾燥したカリカリタイプのペットフードです。
栄養素は高くなっていますが、水を一緒に与えましょう。
また、歯磨き効果もあり口内の健康にも役立ちます。
ドライタイプのドッグフードは賞味期限が「1年」と、比較的長いものが多いです。
中には2年、3年と長く保存できるようなドッグフードもありますが、あまりにも賞味期限が長いドッグフードは強力な保存料、酸化防止剤が使用されている可能性があります。
ドライタイプでも無添加であれば3カ月しかもたないものもあります。
添加物の有無で賞味期限が3カ月から3年になるなんて……怖い話ですね。
ウェットタイプ
缶で販売されているドッグフードで、一番水分が多いタイプです。
愛犬の食いつきがとてもよく、喜ぶ事でストレス解消にもなる優れもの……と思いきや、なんと80%近くが水分と言われています。
もちろん種類にもよりますが、水分が多くて必要な栄養が薄まり、十分に摂取できない場合があるようです。
そのため食べさせる量を増やしたり、他のドッグフードと合わせたりして食べさせる必要があります。
また消費期限が短いため、早めに使い切る必要があります。
セミドライタイプ
一般的には半生タイプなどと呼ばれ、犬にとってはご馳走とも言えるドッグフードです。
しかしカロリーが高いため、あまり与え過ぎると肥満などの原因になります。
子犬や老犬などにも食べさせる事ができるので、ドライタイプと混ぜて、食欲がない時にも使えます。

パッケージの見方とドッグフードに隠れている危険

 

パッケージに記載されている給餌量は、標準体重を保っている犬を対象に計算されています。
つまり、犬種や年齢に応じて給餌量が変わるので、その都度計算する必要性があるのです。

また、記載されている給餌量は1回の食事分ではなく、1日に必要とされる量です。
一回につき与える餌の量は、対象になる犬のサイズや生活習慣で大きく変わります。
激しい運動を毎日している犬は、屋内で飼われている犬と比べて消費するカロリーが明らかに違います。
運動を毎日している犬には少しだけ高いカロリー設定の食事を数回に分けて与えると良いでしょう。

市販されているドッグフードの原材料には、しばしば害を及ぼす可能性が高いものが使われています。
肉の副産物や添加物に加え、穀物なども危険が高い部類と言えます。
肉の副産物とは、人間は絶対に食べる事のない部位を使っている事を示しています。

また販売価格を安くするために、リスクを承知の上で原材料として廃棄になるようなものが使われている場合があります。
新たに法律が制定された事により、使用されている原材料の表記が義務付けられました。
それがきっかけで、ドッグフードの原材料を大幅に変更する業者も存在しました。
つまり、それまでは平然とリスクの高い原材料が使われていたという事なので、本当に恐ろしい話ですね。