正しいドッグフードの選び方。あなたの選択で愛⽝の健康が決まる!

犬は基本的に飼い主から与えられたものだけで生きるしかありません。
食は生き物において、全ての基本となるもの。つまり、あなたのフードの選択が愛犬の健康を決めると言っても過言ではありません。

正しい知識を持ってドッグフードを選びましょう。
ドッグフードには「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」という4つの目的別の分類がありますが、治療を目的とした獣医師からの指示がない限り、主食には「総合栄養食」を与えましょう。

「総合栄養食」とは、当該ドッグフードと水を与えていれば、必要とされる栄養素が摂取できるドッグフードです。

ドライフードとウェットフードの決定的な違いとプレミアムドッグフード

ドッグフードには乾燥したドライタイプのものと、缶詰などのウェットタイプのものがありますが、これらの違いは一体何でしょうか?

何れも総合栄養食であれば,毎日の食事として与える事ができますが、この2つにはある決定的な違いが潜んでいます。
それは1日に必要な栄養素を摂取するために食べる必要のある量です。

ドライは、様々な原料を混ぜ込んで乾燥し、水分を飛ばす事で粒に栄養を凝縮する事ができるので、少量でも必要な栄養が摂れます。
反対にウェットは、肉や魚など水分を含んだ原料をそのまま使用しているので、必要な栄養を摂るには、たくさんの量が必要です。
つまりウェットフードだけでドライフードと同じ栄養分を摂取させようとすると、物理的に食べ切れない程の量を毎日与えなくてはならない上に、お金もかかります。

これ以外にも、歯の健康維持、保存のしやすさ、コスト、ウンチが小さく固めになるため扱いやすいなど、ドライフードには多数のメリットがあるため、老犬で噛む力が衰えたなど特別な事情がない場合には、ドライフードを選択する事をお勧めします。

ここまでで、ドッグフードの基本は”ドライ系の総合栄養食”である事はお分かり頂けたかと思います。
しかし総合栄養食の中にも、安価なものから高価なものまで多様な商品が販売されていて、選択に迷うところです。

では、高いフードと安いフードの違いは一体どこにあるのでしょうか?

多くの場合、価格が品質に比例する傾向にあります。
原材料や製造・研究開発のコストを抑え価格を優先させたものと、メーカーがより高い基準を設定し研究開発を行い原材料にこだわるなど、品質を優先させたものとの違いが価格に表れているためです。
高品質な総合栄養食は、いわゆる「プレミアムドッグフード」と呼ばれ、現在のドッグフードの主流となっています。

ライフステージと犬種(サイズ)に合わせた適切なドッグフードを選ぼう

■子犬…1歳まで ■成犬…1〜7歳 ■老犬…7歳以上

人が子供から大人になるにつれて味の好みや食べ物が変わっていくのと同じように、犬や猫も成長に合わせて適切な栄養素が配合されたドッグフードに切り替えていく必要があります。

多くのプレミアムドッグフードには体格(小型犬/大型犬)や年齢、飼育環境や健康状態などに合わせた様々な商品が用意されています。
犬ではサイズにより歯や口の大きさが異なるため、食べやすいように粒のサイズを変えたり、大型犬用フードでは大型犬に多い過食による肥満対策として低カロリー設計をするなど、各メーカーが独自に展開しています。
さらに、体重や皮膚といった気になるところのケア、室内飼い(インドア)向け、など様々な配慮をした総合栄養食が開発されています。

どれが愛犬に合っているのかを考えながら選択しましょう。

参照:「ペットのおうち」公式サイト
「日清ペットフード株式会社」公式サイト
「UGpet Blog」
「ネスレピュリナペットケア」